【完全保存版】東電株主総会、全議事録(4) 3時間41分にわたるやりとりを、すべて公開

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660番・男性: 出席番号が660番、●●です。動議の前に質問を4つさせていただきます。本来ならば事前質問で答えてもらわないとおかしいでしょう、おかしいんですよ。つまり一括で質問をやるというような、そういうような進行がおかしいです。
下河邉会長: ●●様、●●様。発言中でありますけども、動議ということでですね、議長であります私が発言を許可しておりますので、まず動議をですね、おっしゃってください。具体的な内容を。(拍手)

660番・男性: 私は事前質問で下河邊さんのほうにお願いを入れたと思うんですが、先ほども議案提案ありましたように、この進行協議の、進行の仕方っていうのはおかしいわけです。つまり一括全部やる。動議も一緒にやる。質問もやる。これは進行の仕方としておかしい。つまり上程された議案についても、これは審議をしないで採決だけをやるというような、そういう進行の仕方になってるわけですよ。これはおかしいわけです。だから私が動議せざるを得ない。この質問の中でせざるを得ない。質問をすれば次に当たらなくなる。そういうようなことです。

だから先ほどの進行のことについても、私は下河邊さんのほうに前に出しましたように、くそみそ一緒でこんなことをやる一括の質問の仕方はおかしいっていうふうに事前質問でやってるけども、全然そのことについては触れられてません。しかも事前質問の中でいろんな質問をやってますが、それについてもまともな返答はされていないのです。私がここで疑問だけやっちゃったらば…

下河邉会長: ●●様。ご発言の趣旨はですね、議長としてあらかた理解することができました。先ほどですね、動議ということで質問に入ります前にですね、議定にお諮りいたしました通り、一括上程云々の件につきましてはですね、

660番・男性: 一括上程なので動議と質問を。

下河邉会長: 反対多数ということで動議はですね、否決されております。ですのでその動議はですね、本総会においてはですね、既に処理済みでございますのでお受けすることができません。

660番・男性: いや、一括上程に基づいた、だからそのことについて動議してるんじゃないんです。

下河邉会長: 改めて質問ということで挙手をなさるのであればですね、また自席に戻られて挙手をお願いいたします。

完全保存版】東電株主総会、全議事録(5)へ続きます

岡田 広行 東洋経済 解説部コラムニスト

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おかだ ひろゆき / Hiroyuki Okada

1966年10月生まれ。早稲田大学政治経済学部政治学科卒。1990年、東洋経済新報社入社。産業部、『会社四季報』編集部、『週刊東洋経済』編集部、企業情報部などを経て、現在、解説部コラムニスト。電力・ガス業界を担当し、エネルギー・環境問題について執筆するほか、2011年3月の東日本大震災発生以来、被災地の取材も続けている。著書に『被災弱者』(岩波新書)

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