【完全保存版】東電株主総会、全議事録(4) 3時間41分にわたるやりとりを、すべて公開
下河邉会長: 2つ目のご質問、大変現状のですね、捻出といたしましては高コストになっております火力発電、これをやめたほうがいいのではないかといったようなご意見といいますか、お尋ねだったと思います。この点につきましても常務の佐野よりお答えを申し上げます。
佐野常務: 常務の佐野でございます。いわゆる火力発電所、これをやめたほうがいいんじゃないかというようなご質問でございますが、現状今私どもにとりまして安定供給、その基盤としてやはり私どもはしっかりと供給力を確保しなければなりません。そういったところで今私どものすべての火力発電所につきましては、フル運転をしている状態が当面の状況でございます。
それから今後中長期的に考えますと、需給の動向を踏まえながら、設備の状況も緩和しながら、安定供給に支障がないと判断される発電設備につきましては順次停止、さらには廃止しまして、次のステップとして新たな高効率の設備に導入すべく、リプレースに取り組んでまいりたいと、そんな所存でございますので何とぞご理解のほどよろしくお願いいたします。
下河邉会長: 3点目のご質問、当社のですね、今後の業績回復に向けてのですね、取り組み、見通しについてのご意見・ご質問だったかと思います。社長の廣瀬よりお答えを申し上げます。
廣瀬社長: 社長の廣瀬でございます。ご指摘のようにですね、現状大変厳しい業績内容になっております。燃料費が全体のコストのですね、45%ぐらいを占めているという状況でございます。まずこの燃料、先ほど常務の佐野からも話がありましたように、あらゆる手段、あらゆる供給力の多様化を図って燃料費を下げていくというのが一つでございます。
また加えてその他、他の部門でのですね、経営の合理化については、先ほどの業績の報告のところでも申し上げましたけれども、徹底的なコストダウン、特に資材の調達やそれから資材の取引慣行をですね、そのへんのところまでもしっかり突っ込んでいきましてですね、社内の専門家の方々のアドバイスを受け、今調達委員会というのもやらせていただいておりますので、そうしたところでとにかくまずはコストダウンをして、しっかりとした強靭な体質にしていくというのが業績回復の一歩だというふうに思っておりますので、何卒ご理解を賜りたいというふうに思います。よろしくお願いします。
下河邉会長: 最後に議長を務めております、会長の私に対しましてですね、弁護士云々ということでご意見いただきました。私に対するですね、お励ましといいますか、厳しいご注文ということで受けとめさせていただきます。どうもありがとうございます。
それでは続きましてご質問お受けいたします。挙手をお願いいたします。動議ですか。動議としては受け付ける前にどういった内容の動議なのか、ちょっと簡単に頭出しだけまずしていただけますか。議案提案の動議。それではちょっとどういった内容のものなのかお聞きいたしますので、スタンドマイクの前で出席番号お願いいたします。
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