人に与える印象は自在にコントロールできる 足を隠す服装で「ステイタス」を高める!

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演劇ではしばしばこの「ステイタス」を変化させたり、あえて状況に合わない「ステイタス」のふるまいをさせることで、ドラマチックな場面を演出します。

みすぼらしい身なりで不運なシンデレラが魔法で美しく変身したり、のび太が秘密道具でジャイアンやスネ夫を一杯食わせる場面は、まさにキャラクターのステイタスが急激に変化する瞬間です。

日常でステイタスをコントロールする

関節を開き、大きく空間を使うことで、自信に満ちあふれていてポジティブな印象になる(イラスト:どいせな)

ステイタスはドラマの世界だけでなく日常にも存在しています。

例えば、社会的な地位で考えるならば、社会的な影響力の強い「社長」や「政治家」は高く、「フリーター」や「学生」は低い。

「美人」や「ハンサム」は高く、「残念な容姿」は低い。プロポーションやスタイルの良さに比例して、ステイタスも高くなります。

身体表現でいえば、時間と空間を大きく使ったしぐさ、つまり堂々としていて、ゆっくりな動作、大きい動作は高いステイタスです。逆に、オドオドしていて落ち着きがなく、速く小刻みな動作は低い。

「ステイタスが高い」ということは、「たくさんの時間と空間を所有している」ということ。場所や時間が自分のものなので、大きく場所を使ってゆっくり、自分のペースで話したり、ふるまうことができます。

リーダーシップを発揮しなければいけないときや、交渉などで主導権を握りたいときなどは、高いステイタスでふるまったほうが相手からの信頼を得ることができます。

具体的な例で示しましょう。

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