その様子を実際に見たい人は、タイムラインで公開範囲を「自分のみ」に設定し、「#profile」を付けて投稿してみてください。次に、自分の投稿にあるハッシュタグをタップします。すると、ハッシュタグ検索画面が表示されます。ここに表示される投稿は、「全体に公開」に設定された「#profile」ハッシュタグの投稿です。
私が見たときには、わいせつな画像を投稿する人、エッチな女の子を募集する人、「LINEギフトカードがもらえる」というアフィリエイトリンクを投稿する人など、中高生に見せたくない投稿がほとんどでした。驚いたのは、自分からスタンプを買ってほしいと頼んでいるアカウントが複数いたことです。アカウントの年齢はわかりませんが、プロフィール画像の様子では若い女性のようでした。
「#profile」にあふれる出会い厨
一方、とにかく出会いたがる「出会い厨(ちゅう)」を嫌い、つながりそうになっている人に「このアカウントは出会い厨だ」と証拠画面付きでコメントしたり、出会い厨の手口を紹介して警告しているアカウントもいて、ホッとさせられる場面もありました。
ところで、「#profile」で交流しているだけでは、「友だち」としてつながることはできません。どちらかが自分のQRコードやIDを投稿し、追加してもらう必要があります。しかし「全体に公開」投稿はLINEにより24時間モニタリングされており、アカウント情報を載せるとすぐに削除されます。つながるためには、投稿されたら素早く追加しなければなりません。
「友だち」追加ができる方法はもうひとつあります。同じ「グループ」のメンバー同士なら、QRコードやID交換は不要で、「追加」をクリックするだけで友だちになれるのです。グループメンバーから知らない人とつながるケースは多いため、私はグループへの加入を狙ってみました。グループのQRコードを探し、消される前にグループへ入ることができました。
最初に参加したグループは「目指せ!300人」とグループ名に記載されており、私が加入した時点で97人が参加していました。その後、メンバーは目まぐるしく増えていき107人に。グループへの投稿はひっきりなしに行われます。トーク画面は自動スクロール状態になり、読むのが追いつきません。グループ通話も同時に13人で行われているため、LINEアプリが重くなり、iPhone 6では画面表示がカクついてしまいました。
グループトークでは「わたし小5」「私小6ww」と投稿しているアカウントが存在し、「ホテル行こうか!」「レイプってなに?」と話しかけられています。トークに圧倒されていると、やがてあるアカウントが登場し、すべてのメンバーを退会させました。
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