明治とロッテ「量販チョコ頂上決戦」真の勝者 ミルクチョコレートとガーナの実販売動向

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そこで、ロッテ「ガーナ」と明治「ミルクチョコレート」のPOSデータから実態を見てみよう。実際のPOSデータを見てみた。5000万人規模の消費者購買情報を基にした全国標準データベース「TRUE DATA(R)」の2017年2月10日時点のデータに基づき算出した。各小売店の売り上げ点数などを示すデータで、全国の消費動向を見られる。

スーパー1店舗当たりの売り上げ点数では

集計対象としたのは、それぞれ「ミルクチョコレート」「ガーナ」のブランドを冠した市販のチョコレート製品だ。まずは全国のスーパーにおける1店舗当たりの売り上げ点数で見てみた。現時点で、2016年12月までのPOSデータが出そろっている。

両者の2015年の平均販売個数は、ミルクチョコレートが1店舗当たり141個で、ガーナが同220個。2016年になると、ミルクチョコレートが同171個で、ガーナは同217個だ。集計対象は「ミルクチョコレート」が20品目、「ガーナ」は50品目とバリエーションの違いはあるかもしれないが、調べてみて驚いた。実は、個人的に明治「ミルクチョコレート」の圧勝だと思っていた。しかし、ロッテ「ガーナ」が優勢を保っている。

2月はもちろんバレンタインデーで消費が盛り上がる。個人的には運よくも運悪くも、板チョコをそのままもらったことはないが、溶かしてオリジナルのチョコレートを作る用途としても活用できる。実際、2月は販売個数が他月に比して3倍くらいになっている。

・平均単価(スーパーマーケット)

驚いたのが、単価。これも「いい勝負」だ。

2015年の平均単価も、ミルクチョコレートが125円で、ガーナが118円。2016年は、ミルクチョコレートが141円で、ガーナが129円だ。押しつ押されつ、両ブランドは切磋琢磨しているように見える。ガーナが販売数量で上回るのは、価格設定が関係しているのかもしれない。

面白いのは、需要が高まる2月に、それぞれ売価が谷になっていることだ。需要が盛んなときに、両者とも売価を引き下げ、販売数を上げ、バレンタインデー競争を勝ち抜こうとする。その結果が、1店舗当たりの売り上げ点数にあらわれている。

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