いまどきの「保険貧乏」と言っていいかもしれない――。最近、保険料負担の重さに悩む複数のお客様と接していて感じたことです。
「保険貧乏なんです」と自己紹介される人とお会いするのは、今に始まったことではありません。ただ、以前とは傾向が違ってきている気がします。かつては、保険会社の営業担当者と懇意にしている主婦が、世帯主が加入すべき保険を検討することをきっかけに、徐々に契約数を増やしているケースが目立ちました。
配偶者や子供も含めた家族全員まで保障範囲を拡大し、「掛け捨て」を嫌って満期金などがある保険を多用することで、いつのまにか保険料がかさんでしまうパターンです。また「営業担当者との付き合いが長くなり、追加契約を断るのが難しかった」などと、本意ではない契約であることを認める人も多かったように思います。
最近の保険貧乏の傾向は?
ところが、近年、目立つのは、次の3つの傾向です。
2.外貨建ての養老保険・終身保険への加入
3.投資に関心がある人の変額保険への加入
まず、30~40代で老後資金について不安を抱えている単身者が、受け身ではなく自ら保険加入を検討し、加入を決めています。保険ショップに出向いたり、友人が加入している保険の営業担当者に相談したり、資産形成について学ぶセミナーに参加した後、代理店に具体的なプラン提示を求めたりしているのです。
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