"入りすぎ"で苦しむ「保険貧乏」からの脱出法

「養老保険」「終身保険」「変額保険」に要注意

「保険貧乏」に陥らないようにするにはどうしたらいいのでしょうか(写真 :makaron* / PIXTA)

いまどきの「保険貧乏」と言っていいかもしれない――。最近、保険料負担の重さに悩む複数のお客様と接していて感じたことです。

この連載の一覧はこちら

「保険貧乏なんです」と自己紹介される人とお会いするのは、今に始まったことではありません。ただ、以前とは傾向が違ってきている気がします。かつては、保険会社の営業担当者と懇意にしている主婦が、世帯主が加入すべき保険を検討することをきっかけに、徐々に契約数を増やしているケースが目立ちました。

配偶者や子供も含めた家族全員まで保障範囲を拡大し、「掛け捨て」を嫌って満期金などがある保険を多用することで、いつのまにか保険料がかさんでしまうパターンです。また「営業担当者との付き合いが長くなり、追加契約を断るのが難しかった」などと、本意ではない契約であることを認める人も多かったように思います。

最近の保険貧乏の傾向は?

ところが、近年、目立つのは、次の3つの傾向です。

1.「老後不安」を意識している単身者による自発的な加入
2.外貨建ての養老保険・終身保険への加入
3.投資に関心がある人の変額保険への加入

まず、30~40代で老後資金について不安を抱えている単身者が、受け身ではなく自ら保険加入を検討し、加入を決めています。保険ショップに出向いたり、友人が加入している保険の営業担当者に相談したり、資産形成について学ぶセミナーに参加した後、代理店に具体的なプラン提示を求めたりしているのです。

次ページ家計を圧迫する要因になっているのは?
マーケットの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 岐路に立つ日本の財政
  • 日本人が知らない古典の読み方
  • 賃金・生涯給料ランキング
  • 「非会社員」の知られざる稼ぎ方
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
悪用された「ドコモ口座」<br>セキュリティーに3つの問題

「ドコモ口座」を使った預金の不正引き出し事件。背景としては、回線契約がなくても口座が使える「ドコモ口座」自体と、安全性の脆弱なシステムで口座接続していた銀行側の双方に問題がありました。情報漏洩の経路も不明で、今後の対応が問われています。

東洋経済education×ICT