「立てたばかりの中計の見直しもありうるのか」会見で記者に問われると「絶対変えない、ということはない。これから見極めていく」と新野社長は答えた。
記者からはさらに、「NECの通期見通しや中計には努力目標の数字が入りすぎているのではないか」といぶかる声も出た。これに対しては、新野社長は「計画の立て方に問題があるのかもしれない。これからは計画をきちんと立てていかないといけない」と述べている。
来期以降も低迷は続くのだろうか。川島CFOは「今期の一過性の影響を除けば来期は200億〜300億円程度増益となる」と説明する。すると来期の営業益は、今期の300億円から一過性の減益要因(200億〜300億円)を除いた500億〜600億円が最低線ということになる。その上に新規事業がどれだけ乗るかだが、今回の下方修正を考えると大きな期待はできないだろう。
NECの新野社長は就任直後、「週刊東洋経済」のインタビューで「今のNECは成長軌道にない」と断言。新たな成長軌道に乗るために新規事業の拡大を目指したが1年目からつまずいた。過去の延長線上では新たな成長軌道に乗れそうもない。他社から成長事業を買う必要もありそうだ。
「攻め手(=成長部門)を増やさなければいけないのではないか」と記者に問われ、新野社長は「当然M&Aもある」とした。ちなみに、経営危機に陥っている東芝の半導体事業については「興味がない」と答えている。
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