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キャリア・教育 #松翁、問わず語り

一流の経営者は「将来」から「今」を逆算できる 経営の神様が問わず語りに語ったこと

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  • 江口 克彦 一般財団法人東アジア情勢研究会理事長、台北駐日経済文化代表処顧問
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次にちょっと経営の話をしようか。経営を進めていくのに、経営者はいつも将来というものが頭の中にないといかんね。5年後には、どうなるか、あるいは10年後には、どうなるか、さらに、こうしたい、ああしたいというものがないとな。そして、そのうえで、今どうしたらいいのかを考える。将来から現在を考える。こういう発想が「経営者としての発想」というもんや。

将来のことを考えれば、これは、今やらんといかん、あれもやらんといかんということになるわね。そういうことになれば、それをやると。断固、実行すると。けど、どれも簡単にやれるものばかりであればええけどな、実行するのが非常に困難であると。なかなかできませんというものもある。しかし、できませんからやりません、というようなことを言っておったら、その目標を実現することはできんな。

なんとしても目標を実現したいと願うならば、そのできんことでも、なんとかできるように考える。できんけど、できるようにするためには、どうしたらいいのかを考える。そして、断固やると。それを解決する知恵を出し、努力をせんといかんわけやな。

経営はもともと簡単ではない

そんなことはできませんと言えば、それで、おしまいということになる。しかし、そうであれば、目標は達成されんし、経営は成り立っていかんのや。できんところをやる。それが経営というものや。

経営はもともと簡単ではない。5年後に経営の規模を5倍にしたいと。5倍にするためには、たとえば、こういうことをせんといかん、ああいうことをせんといかん。しかし、それが非常に困難であると。それならばやめよう、できませんということであれば、その目標は、永遠に為し遂げられんわね。

あるいは、このままでは倒産すると。このままでは会社は潰れると。だから、倒産させないためには、こういうことをしないといけません、こういう手を打たんと駄目ですという場合に、それは困難です、そんなことはできませんと、そういうことを言うても、きみ、意味のないことやろ。

このままでは、会社の立て直しはできない、できないけれど、できるようにする。最後までできるという工夫をしていく。それが経営であり、真の経営者というものや。

会社は今のままでは駄目になりますと、賢そうに分析してみせる。評論家の先生ならそれでええわけやけど、経営者はそれではあかんわな。発展させんといかんものは、発展させんといかん。

だから、経営者はつねに将来を考えて、そして今をどうするか、今、どのような手を打つのか、そういうことを考えんといかんな。それがいかに困難であろうと、苦しくとも取り組むと。今を考えてから将来を考える、現在を考えてその延長線上に将来を考えるというようなことでは、経営者としてはあまりええ経営者とは言えんよ。

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【策をもって叱ってはいけない】

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