世界を驚かせた2016年の炎上事件ワースト5 差別や侮辱、人の心を刺激する発信に注意だ

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同社は「私たちが伝えたかったことは、自分を磨くことの大切さだ。人格や見た目、スキル、そして仕事力など。"What we intended to convey was that self-improvement in terms of personality, appearance, skills, and professionality is crucial."」と釈明しているが、逆効果だったのではないだろうか。同社はすぐさまこの関連動画等を削除した。

誰も差別に気づかなかった不思議

いまだにこのような差別的な宣伝広告が会議を通過して作成されてしまうことに驚く。広告代理店の誰も、メーカーの宣伝部の誰も、そして制作スタッフの誰も、止めなかったのだろうか。

3. MTVオーストラリア問題

オーストラリアにあるMTVは、まさかの人種差別的つぶやきで大炎上した。対象は女優のアメリカ・フェレーラと、エヴァ・ロンゴリアに、だった。彼女たち二人はゴールデングローブ賞を受賞していた。彼女たちの英語のアクセントが妙だと揶揄した。なお彼女たちは移民系両親の血を引いている。

そこで、MTVオーストラリアは「英語の字幕はどこだ? 彼女たちが何を言っているのかわからないWhere are the English subtitles? We have no idea what @AmericaFerrera and @EvaLongoria are saying,”」とつぶやいた。もちろんMTVオーストラリアからすればジョークかもしれない。実際にジョークといっている。しかし、これはあまりに人種差別的に過ぎた。大炎上がまたたくまに起き、謝罪ならびに、つぶやき削除が行われた。

それにしてもこのつぶやきがもとでMTVオーストラリアの評判も落ちたのは現代らしい。多くの感想として、「もはやMTVはクールではないということだ」と評している。一つのつぶやきは、もはや企業ブランドイメージも左右するらしい。

4. マイクロソフトが生み出したAIの暴走

マイクロソフトは自動的にネット上の書き込みを収集し、そして返信するAIを作り出した。その名もTayという女性だった。しかしTayはすぐさまネット上には差別的な書き込みばかりが多いと、「学習」していった。

彼女の世界は差別に溢れ、そして彼は差別的な発言を述べるようになってしまった。Tayはみずからのtwitterアカウントから「メキシコとの国境に壁を作って、メキシコに支払わせる」といった(こりゃ誰の発言だ?)。あるいは、白人優位主義、そしてホロコースト、さらにはあの下品な言葉遣いまで。もちろんTayはその発言の意味など知らない。自動的に学習するだけだ。

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