青少年が、自らの意思で売春を行うようなケースでは、多くの場合、「別件」からその売春が発覚します。例えば深夜徘徊(はいかい)で補導された際に、聞き取りなどから売春が発覚し、それにかかわった大人が逮捕される、というようなパターンが多いのです。
青少年を狙う犯罪者から見れば、補導されるような子どもは、自分の犯罪が発覚するリスクを持っているワケですから、自然と避けるようになります。その結果、ターゲットにされるのが……補導や売春とは無縁の「普通の子ども」達なのです。
部屋を特定されてしまった!
私は学校を中心に、全国でネットの安全利用について講演をしています。講演後、SNS経由で生徒さんから相談を受けることも多いのですが、ある高校の女子生徒から、以前こんな相談を受けました(もちろん、ごく普通の生徒さんです)。
"少し前に、知らない人からツイッター上で話しかけられ、なぜか共通の趣味もあって、盛り上がって仲良くなったんです。その後も定期的にツイッター上やDM(チャットのような個人同士の会話機能)で会話をするようになりました。
会話の中で、自分が●●の近くに住んでいる、自分の部屋は2階、隣の家が犬を飼っている、といったような話題も話しました。今考えれば自分の情報をしゃべりすぎたな、とも思いますが、その時は聞かれ方も自然で、何も感じなかったんです。
昨日、いつものようにメッセージのやり取りをしていたら、「いま部屋の電気つけてる? 今夜、星がすごくきれいだよ。ちょっと消して見てごらんよ」と言われて、何気なく部屋の電気を消したんです。
そしたらその直後、「いま部屋の電気を消したよね。家と部屋を特定しちゃったよw」というメッセージが来たんです……。
「仕事でコッチの方に来たから寄ってみた、これから会おうよ」と言われ、「怖いから無理!」と返信したら「……ネット上に自宅の住所をさらすよ。会うだけだからいいでしょ?ネットに悪口なんて書かれたくないよね?」と、しつこく脅してきたんです。
「もう寝るからまた明日」と言って無理やり終わらせたんですが、今日もメッセージが来ると思います。どうしたら良いのでしょうか?"
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