情報流出「不倫サイト」、実は生き残っていた 「アシュレイ・マディソン」の再生策とは?

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もっとも、こうした新方針はともかく、ユーザー最大の関心事と言えば、やはり昨年のハッキングによる情報流出事件の“真相”と、コントロールの対策だろう。しかし、こちらはどうにも歯切れが悪いままだ。

「ハッキングに関しては、具体的に何があったのかは、私たちにもまだわかりません。現在も調査を続けており、その対策は同時進行になりますが、企業として可能なかぎりのことはしていくつもりです。具体的にはセキュリティ面に関しては数百万ドルを投資して対策を講じており、(コンサルティング会社の)デロイトのサイバーセキュリティチームのスタッフが365日24時間態勢でサイトを監視しており、BCI(Business Continuity Institute=事業継続協会)からも最も高いレベル1の認証を受けています。ただ、どのような大企業でもハッキングのリスクはあるということはユーザーにも認識していただきたい」

日本は依然、有望な市場

情報流出によって複数の訴訟が起こされていたが、12月14日には米国連邦取引委員会(FTC)、同社を訴えていた13州およびワシントンD.C.と和解。アシュレイ・マディソン側が160万ドルを支払うほか、今後、第3者機関の監視の下セキュリティ強化を進めていくことで合意した。しかし、ハッキングの真相が究明できないかぎり、打つ手も限られてくるだろう。こうした中、どれだけのユーザーがアシュレイ・マディソンを積極的に利用するか不透明なところだが、少なくとも同サイトが日本市場を重視していることは間違いなさそうだ。

「私たちの調査では、日本の方々は他国に比べてオープンマインドでロマンスを求めているという印象です。日本の皆さんのニーズに合ったサービスを提供していくつもりです」とセガールCEOは意欲を見せる。

確かに、いつの時代も出会いを求めるニーズは存在する。しかし、一度失った信用を回復するのは容易ではないこともまた事実だ。

常田 裕 フリーライター

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つねだ ゆう / Yuu Tsuneda

月刊誌編集部勤務を経て2004年よりフリーランス。芸能、事件、メディアなどのジャンルを中心に記事を執筆。単行本の構成・執筆も多数。

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