「アシュレイ・マディソン」は悪者といえるか

不倫は生物学的に説明できる行為に過ぎない

アシュレイ・マディソンの運営会社は今、サービスを解体するように脅迫を受けている。このサイトは、こうした脅迫を正当化できるような社会的罪悪を働いたのだろうか(写真:REUTERS/Mark Blinch)

[8月20日(ロイター)]- 「インパクトチーム」と自称するハッカー集団は8月18日、顧客が配偶者を裏切る手助けをするウェブサイト「アシュレイ・マディソン」のユーザーに関する個人情報を公開するという約束を守ってみせた。インターネットの一部で、特殊なブラウザ経由でのみアクセスできる「ダークウェブ」に、アシュレイ・マディソンの会員3200万人に関する9.7ギガバイト分のデータを載せたのだ。

このデータは、すでにウェブ上のよりアクセスしやすい領域へと広がってしまった。サイト運営会社はこの問題の処理に苦戦している。

ハッカーは社会正義のためにやっている?

結婚や貞操を研究しているような社会科学者は、アシュレイ・マディソンが不倫をする人のための市場を生み出したわけではないし、聖書の時代から存在していた生物学的な傾向を利用しているに過ぎないと考えている。

アシュレイ・マディソンを所有する、カナダ・トロントのアヴィド・ライフ・メディア(ALM)は、14年前にサイトを作って以降、生物学的な傾向を利用してきたに過ぎない。しかし、7月にはサイトにセキュリティ侵害に見舞われ、ハッカーらは、その月のデータの一部を公表した。そしてALMが、アシュレイ・マディソンとエスタブシッシュド・メン(高齢の男性と若い女性をペアにする別のサイト)を解体しなければ、さらに多くの情報を公開すると脅迫した。

データを放出すると脅迫し、ハッカーらは、サイトの親会社とその会員に宣言をしている。「我々は、詐欺、偽りに満ちたALMとその会員の愚かさについて世の中に説明する」 「これからは誰もが彼らのデータを見ることができるようになる」。

ハッカーらは、会員の名前、住所、電話番号、電子メールアドレス、及び、クレジットカード情報の一部を明らかにした。ただし他人のメールアドレスを使用してもサインアップできるため、どれだけの会員情報が本物であるかは定かではない。

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