DeNA謝罪会見、「成長を追い求めすぎた」

業績が悪化する中での焦りが背景に

謝罪会見を行うDeNAの経営首脳(写真:Rodrigo Reyes Marin/アフロ)

[東京 7日 ロイター] - ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432.T>の守安功社長は7日、都内で記者会見し、記事の正確性や無断転用などが問題となっている情報サイト事業ついて、管理体制に不備があったとして謝罪した。

自身の進退については「辞めるつもりはない。信頼を回復して企業を成長させていきたい」と続投する意向を示した。

守安社長は問題が起きた背景について「サービスの成長を追い求めすぎる過程で、正しい情報の提供という点に対する配慮を欠いた」と説明、業績が悪化する中での焦りがずさんな運営につながったとの認識を示した。

他サイトからの盗用を助長しかねないマニュアルの存在が明らかになったことについては「マニュアルの中には転載、著作権侵害はだめと書いてあるので、必ずしも著作権侵害を行うべきだというものではなかった」と釈明しつつも、「そのように(盗用奨励と)とらえる人がいてもおかしくない」とあらためて謝罪した。

著作権侵害をしていた場合、今後は権利者への金銭保障も問題となる。同席した南場智子会長は「明確な権利侵害が行われていて、実害を被った場合にはしっかりそれに向き合う」と前向きに応じる姿勢を示し、金額等については「1件1件しっかりと対応していく」と語った。

今回の不正サイト問題では、検索サイトの上位に表示されることを優先し、情報の正確性を後回しにしたことも非難された。守安社長は「検索エンジン対策、SEO(検索エンジン最適化)を重視していたのは事実」としたうえで、「必ずしもSEO自体が悪いことではないが、バランスが(コンテンツの質よりも)SEOに寄りすぎていた面があったと反省している」と語った。

 

(志田義寧)

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