DeNA、「3時間謝罪」でも解明しない詳細経緯 キュレーション事業の現場責任者は欠席

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会見には守安功社長に加えて南場智子会長も出席した。だが、事業責任者である村田マリ氏は登壇しなかった(撮影:今井康一)

「当社サービスを利用している皆様、お取引先、株主、投資家、ネット利用者、すべてに多大なるご心配をおかけしたことにお詫び申し上げます」。12月7日15時30分。住友不動産渋谷ファーストタワーのホールで行われたディー・エヌ・エー(DeNA)の記者会見の冒頭で、守安功社長は謝罪した。

謝罪に至る原因は、同社のキュレーションメディア事業を巡るトラブルにある。キュレーションメディアとは、ネット上のコンテンツをテーマごとにまとめ、配信するメディアのことだ。

DeNAは2014年9月に女性向けファッションサイト「MERY」を運営するペロリ、インテリア関連を扱う「iemo(イエモ)」を買収することでキュレーションメディア事業に参入。その後はiemoの創業者である村田マリ氏による統括の下サービスを拡充し、合計10メディアを運営する体制となっていた。

記事の6~9割がライターによる執筆だった

騒動のきっかけは、医療情報サイト「WELQ(ウェルク)」上で医学的に信憑性が疑わしい内容の記事が存在し、しかもそれらの記事がグーグル検索結果の中で上位に位置することが指摘され、ネットで「炎上」したことだ。実際、記事は専門家による監修などのクオリティチェックがないまま公開されていた。WELQは11月29日、ほかのメディアに先立ち非公開化の措置がとられた。

続いて12月1日には女性向けファッションサイトの「MERY」を除く9サイトが非公開化された。こちらの原因はコンテンツの転用問題。記事の製作過程で、運営者から記事の作成者に転載を推奨していたととらえられかねない点があったという。

キュレーションサイトでは一般のユーザーもコンテンツを作成することができるが、実際は記事を量産するためにクラウドソーシングサービスなどでライターへの記事の発注を行っている。「MERY」以外のサイトにおける配信記事の6~9割がクラウドソーシングで集めたライターが書いたもので、発注の際に、マニュアルなどで転載を指示しているとされかねないものがあった。

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