家が散らかる人がやっている「ダメな習慣」 「とりあえず置く」から始まる悪のスパイラル

拡大
縮小

また、散らかさずに片づけを習慣化するためには、

「例外を許さない」

ことです。

「ひとつくらいはいいだろう」という気のゆるみがあると、2つ、3つとつい置くことにつながりがちです。

ファイルや資料などのついどこかに置きがちなモノを、一瞬でも置かないために「脇に挟む」くらい徹底できると、散らかりはかなり防ぐことができるようになるでしょう。

「2割のゆとり」が必要

収納でつまずく人も少なくありません。よくありがちなのが、各スペースにみっちりとモノを詰め込むという失敗。しかし、詰め込むことが「片づけのゴール」ではありません。

「隙間なくモノが収納されている方が美しく見える」という人もいるかもしれませんが、収納場所一杯に詰め込まれた「10割収納」だと、新しいモノが入ってきた時にしまう場所がありませんね。

収納できないモノが発生すると、適当な場所に置くことになり、散らかる原因になります。

こうした事態を防ぐ方法はひとつ。机・引き出し・本棚などのスペースには、2割の「ゆとり」を持たせましょう。「8割収納・2割のゆとり」にするのです。

モノがあふれだした11割、12割の収納より、ある程度ゆとりの空間のある収納のほうが美しいですし、出し入れしやすいなど機能性も高いでしょう。

また、せっかく必要で欲しいモノがあるのに、収納スペースがないからと断念するというのでは残念です。

会社の机の引き出しにも、「2割のゆとり」を持たせましょう。しかし、忙しい時は、新しいモノの住所をすぐには決められなかったりします。そこで、おすすめの方法があります。それは一番手前の引き出しを空っぽにしておくことです。すると、住所の定まらない「保留」のモノを一時的に入れておくことができます。

一番下の大きな引き出しは、ファイルボックスなどで川の字に5等分し、そのうちの手前の5分の1だけを空にするといいでしょう。そこが「2割のゆとり」になります。何かものが急に新しくやってきても、そこに避難させることができます。

次ページ紙類はサイズで「2種類」にわけよう
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT