ゴルフの「キング」はビジネスでも帝王だった 故アーノルド・パーマーが開拓した新世界
要は誰にも好かれる男なのである。米ゴルフダイジェスト誌がYouTubeに投稿した動画で、いくつもの追悼コメントを見られるが、パーマーとの思い出を語る人々はほほ笑みを浮かべる。あらためて、パーマーの人柄がしのばれる。
「レジェンド」パーマーを取り巻く特別な空気
毎年、マスターズでは名誉スターターとして、初日の1番ティーに立ち、パーマー、ニクラス、プレーヤーとともにティーショットを打つのが恒例であったが、今年はティーグラウンドに姿を現したものの、皆と談笑するだけでボールを打つことはなかった。ただ、その場に立ち合うことができた私にも、パーマーの周りにある温かい特別な空気を感じることはできた。現在のゴルフの隆盛を作り上げたパーマーに感謝したい。
余談だが、パーマーが亡くなったのは9月25日。パーマーの自伝が出版されたのが10月。パーマーは出来上がった自伝をみて、サインをしたそうである。亡くなる直前に自分の自伝が完成した、というのも気配りの人であったパーマーらしい最期である。
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