清掃関連企業が就職先として優れているワケ

実は「日本のキレイ」を支える優良企業

モップでの清掃作業は負担が重く、むしろ現場では清掃機械の導入が進んでいる(写真 :Graphs / PIXTA)

2016年、日本に訪れる外国人観光客は、初めて2000万人を超えた。日本を訪れた外国人からは、「治安がよい」とともに、「施設や街が清潔である」という賞賛の声が多く聞かれる。

清掃というと、どんな仕事や業務を思い浮かべるだろうか。今回は清掃業務を支え、キレイな日本に貢献している、2つの企業を紹介したい。

借金ゼロ、3Kと無縁の清掃機械商社

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最初に就活生に紹介したいのが「蔵王産業」だ。社名を聞いて、山形県の蔵王で観光業を営んでいる会社か、と思った就活生もいるかもしれない。一般的な知名度は低いものの、業務用清掃・洗浄機器の輸入商社である蔵王産業は、東証1部上場の優良企業である。

昔は清掃業務というと、大きなモップを持ち、床を磨いているイメージがあった。しかし、最近の大学生は清掃業務というと、作業員が大きな機械を押して、床をピカピカにしている光景を思い浮かべるのではないか。清掃業務は、きつい、汚い、危険の”3K”仕事と思われがちで、業務を行う人材を集めにくい。逆にいえば、作業員の負担を軽減する、清掃機械のニーズは高いのだ。

蔵王産業は、世界中から優れた清掃機械を見つけ出し、国内で販売している。自社でオリジナル清掃機械の開発も行っている。売上高は68億円で、本業の収益力をあらわす営業利益は10.3億円(2016年3月期実績)だ。売上高に対する営業利益率は15%。経済産業省の企業活動基本調査によると、電機機械卸売業の平均は、2013年度が2.3%、2014年度が2.8%であることから、非常に高い収益性を実現していることがわかる。また、江東区にある本社ビルは自社保有で、借金はゼロだ。

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なぜあの会社の収益力は高いのか。パーク24、「かつや」のアークランドサービスなど17社の稼ぎの秘訣を大公開。テーマは「内需」「海外」「新市場創造」「重厚長大企業の復活」。産業天気図や出遅れ銘柄ランキング、株価10倍銘柄なども。