それはさておき、肝心の放送内容は事実に基づいて、しっかり紹介してくれたと思う。普段から復興支援系の話題では、多くのマスメディアの方々が真摯に取材し、報道してくれていると感じる。
しかもメディアの人たちも、東北で復興支援のために汗を流している人たちと一度接点ができると、「もっと紹介していきたい」と思ってくれるようだ。ヤフー社内もそうだが、震災や復興支援については“自分事”として考えてくれる人が多いのは、非常に心強い。
番組や企画を仕切るディレクターさんたちは、対象とする事例の目的や背景をよくリサーチしたうえで、番組を制作されていた。長く一緒にいることで個人的に親しくなることが多いし、スタッフの方々も取材を通して思うところがあるのか、打ち合わせや収録の後、ハッとするようなアドバイスをくれることがある。
「世の中がどう反応するかを意識して、つねにプロジェクトを進めたほうがいいよ」
「単なる魚の販売だったら、ヤフーでなくてもできる。“ヤフーだからこそ”という意義を考えたがほういいかもね」
これは、『ガイアの夜明け』のディレクターさんからいただいた言葉で、ガツンと胸に刺さった。
メディアに取り上げてもらうには?
前回も触れたように、「ヤフー石巻復興ベース」ができてから、さまざまなメディアの人が気軽に訪ねてくるようになった。
それがきっかけで、テレビやラジオ、雑誌などの本格的な取材に発展することも少なくない。メディアの紹介は僕らの活動の大きなPRになるし、個人的に勉強になることも多い。
メディアにちょっとでも出ると、「あっ、見ましたよ」と言われたりして、格段に動きやすくなる。この連載も、誰かに初めて会って話をするとき、名刺代わりみたいになっている。
ではどうして、僕がメディアにたくさん出られているのか?
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