グーグルのブランディングはどこがすごいか
――メルカリのHR施策は『ワーク・ルールズ!』をかなり参考にしているそうですね。
そうですね。『ワーク・ルールズ!』に書いてある施策の中から、自分たちがやるべきこと、やりたいことをリスト化しています。すでに実行したものも多くあります。インターネット業界に身を置いているものとして、グーグルの成功を10年、15年と見てきました。グーグルが自社をどうブランディングしているか、その考え方、施策を参考にしています。
――小泉さんから見て、グーグルはどこがすごいのでしょうか?
働く場としての企業ブランディングができていることが強みであり、凄いところですね。グーグルで働く人を指す「グーグラー」という言葉には、そこに参加することへのあこがれや誇りがある。
サービスやプロダクトのブランディングはできても、「そこで働く人」のブランドを作ってきた会社は少ないと思います。グーグルはまさにそのはしりです。自社の検索サービスには無機質で便利なものというイメージを与えつつ、グーグラーと呼ばれる自社社員には、プロフェッショナリズムというイメージを与える。このあたりの分け方がうまいですね。
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