――昨年は合計で45億円もの資金を調達しました。猛烈な事業拡大を進めていく上で、カギになるのは人材の採用だと思います。現在は全従業員240人(うち社員160人)という規模ですが、今後の採用計画は?
今年は残りで50人くらいは採用しようと考えています。
――それだけの人数を採用するのは大変ですよね。いっそのこと企業買収をしてしまったほうがいいのでは?
確かにそうした話もあります。ひとつの選択肢ですね。
社員の紹介でいい人材を集めるには?
――グーグルの人事戦略について描かれた『ワーク・ルールズ!』によると、グーグルの人材採用でもっとも効果的なのが社員紹介のようです。
freeeも社員紹介による採用が主力なんですよ。「リファラル採用」と呼んでいるのですが、エンジニアの8割がリファラル採用で、ビジネス系も4割はリファラルです。投資銀行、戦略マーケティング、総合商社などさまざまな業界から集まってきており、元起業家も5~6人います。
――知り合いを紹介してもらうための仕掛けは?
まず、採用担当者が社員に1対1でミーティングを行います。そこで大学時代にはどんなゼミに入っていたのか、前の職場ではどんなすごい人がいたか、という話を聞き出すと、ぜひ来てほしい人材が見つかったりする。
紹介してくれた方が入社に至った場合にはボーナスを払います。「社長と食事をしながら話をしたい」という場合に私は積極的に参加していますし、その食事代は当然、会社で負担します。
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