急伸freeeには人材が集まる仕掛けがあった

伸びる会社にはワーク・ルールズがある

freee(フリー)の佐々木大輔社長
AIを活用した伝票の自動仕分け、中小企業向けの統合業務システム、起業を支援する独自メディアの開設――クラウド会計ソフトで知られる「freee(フリー)」が新しい事業ドメインを次々に開拓している。
2012年の創業以来、急伸を続けるこの会社を支えるのは佐々木大輔社長がグーグル勤務時代に肌で感じたイノベーションを連続的に起こしていくチームづくり。「社外の人に人事のことを聞かれたらグーグルの人事担当トップであるラズロ・ボック氏の著書『ワーク・ルールズ!』を薦めるようにしている」という佐々木社長に「freeeのワーク・ルールズ」について聞いた。

 

――昨年は合計で45億円もの資金を調達しました。猛烈な事業拡大を進めていく上で、カギになるのは人材の採用だと思います。現在は全従業員240人(うち社員160人)という規模ですが、今後の採用計画は?

今年は残りで50人くらいは採用しようと考えています。

――それだけの人数を採用するのは大変ですよね。いっそのこと企業買収をしてしまったほうがいいのでは?

確かにそうした話もあります。ひとつの選択肢ですね。

社員の紹介でいい人材を集めるには?

Googleの人事トップが採用、育成、評価のすべてを初めて語った。創造性を生み出す、新しい「働き方」の原理を公開(上の書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします)

――グーグルの人事戦略について描かれた『ワーク・ルールズ!』によると、グーグルの人材採用でもっとも効果的なのが社員紹介のようです。

freeeも社員紹介による採用が主力なんですよ。「リファラル採用」と呼んでいるのですが、エンジニアの8割がリファラル採用で、ビジネス系も4割はリファラルです。投資銀行、戦略マーケティング、総合商社などさまざまな業界から集まってきており、元起業家も5~6人います。

――知り合いを紹介してもらうための仕掛けは?

まず、採用担当者が社員に1対1でミーティングを行います。そこで大学時代にはどんなゼミに入っていたのか、前の職場ではどんなすごい人がいたか、という話を聞き出すと、ぜひ来てほしい人材が見つかったりする。

紹介してくれた方が入社に至った場合にはボーナスを払います。「社長と食事をしながら話をしたい」という場合に私は積極的に参加していますし、その食事代は当然、会社で負担します。

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