山崎元氏「トラショック後の日本株は買いだ」 「暴言エロオヤジ」がヒラリーに勝ったワケ

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さて、米国では「女王」は誕生しなかったが、わが国では今週末にエリザベス女王杯(GⅠ、11月13日京都競馬場11R)が開催される。

破った相手とレースのレベル、さらに叩き2走目のローテーションが合うことを考えると、軸はマリアライトが妥当なのだろう。牡馬の一線級と好勝負を続けている実績は頭一つ抜けている。しかし、脚質的に目標になりやすい点がいささか気になる。

大統領選後にふさわしい「タッチングスピーチ」が本命

実績は劣るが、思い切って狙ってみたいのはタッチングスピーチだ。ムーア騎乗で昨年の同レースでは差しきれなかったマリアライトを差しきれる可能性があるのではないか。京都の2200mは合いそうだ。昨年のこのレースでは、レース上がりを2秒も上回る末脚を繰り出している。米国には「スピーチ」を駆使して口先だけで大統領になった人物がいるくらいなので、特に今週にあってはなかなかいい馬名だ。

もちろん、マリアライトは対抗以下には落とせない。

ミッキークイーンも末が切れる。仕掛けのタイミングで順位が入れ替わりそうな力関係だが、勝ってもおかしくない単穴だ。

人気サイドの組み合わせなので、あまり手は広げられない。距離が少々長いかも知れないが、GⅠではしばしば神が宿るM・デムーロ騎手に敬意を表して、クイーンズリングを押さえたい。前走で東京競馬場のGⅡを勝っているが、「府中の1800m」が保てば、京都の2200メートルなら何とかなる可能性がある。

馬券はボックス買いに近い組み合わせになるが、本命→対抗の馬単に少々力が入る。

山崎 元 経済評論家

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やまざき はじめ / Hajime Yamazaki

1958年札幌市生まれ。東京大学経済学部卒業。経済評論家、楽天証券経済研究所客員研究員、株式会社マイベンチマーク代表(投資と投資教育のコンサルティング会社)と複数の肩書を持つ。三菱商事、野村投資信託、住友信託銀行、メリルリンチ証券など計12回の転職経験を生かし、お金の運用、経済一般、転職と自己啓発などの分野で活動中。著書に『超簡単 お金の運用術』(朝日新聞出版)『「投資バカ」につける薬』(講談社)『お金がふえるシンプルな考え方』(ダイヤモンド社)など著書多数。馬券戦略は馬連が基本。【2024年1月5日編集部追記】2024年1月1日、山崎元さんは逝去されました。心から哀悼の意を捧げ、ご冥福をお祈りします。

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