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高学歴でなくても、コンサルに入れますか? 【キャリア相談 Vol.13】

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  • 塩野 誠 経営共創基盤(IGPI)共同経営者/マネージングディレクター JBIC IG Partners 代表取締役 CIO
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実務においては高等数学が理解できるというより、細かい数字が並ぶ表の縦の合計、横の合計にミスがあるのを感覚的に発見できたり、巨大な財務モデルでどこかに出てきた数字を覚えていて、数式のエラーを修正できたりするセンスがアソシエイトには重要です。

そしてダブルチェックを怠らずミスをしない姿勢が鬼のように重要です。筆者も本当に苦労しました。それなりのコンサルティングファームに入れば、最初の数年間に見る夢はエクセルの広い海を縦横無尽に泳ぐ夢がほとんどです。たいていのアソシエイトが「エクセルの海は広大だわ」と口に出したことがあるはずです。

ビジネスにおいて無駄な経験はほとんどない

ところで質問者の方は、なぜコンサルティング会社に入りたいのでしょうか? おっしゃるような社会人マナーであれば日系の銀行や商社のほうがしっかりしていますし、外資系コンサルや投資銀行には脳味噌のCPUは高速でも、人としては7歳くらいの人間が結構います。また、論理的思考力の強化であれば、今では関連書籍がアプリでも購入でき、この瞬間から論理的になることができます。

学生の方であれば、あらゆる職種のバイトだってできます。筆者は学生時代にコンビニバイトをチェーンを変えて3店ほどやりましたが、非常に勉強になりました。今でもそう思いますが、ビジネスの世界において無駄な経験というものはほとんどありません。特に誰かが困っていることや、解決できていない問題はまさに商売の母です。もしも起業されたいのであれば、1日10個ずつ、世の中の困ったことを探すだけでも意味があります。

質問者の方は「コンサルにも○○系・○○系と多数存在しているのは把握済みであり」とおっしゃっていますが、起業するにあたってシステム系でも飲食業界専門コンサルでもよいのでしょうか? コンサルティングビジネスとビジネスは異なるため、コンサルティングに従事すれば起業に役立つかといえば、少しは役に立つ程度だと思います。コンサルティングビジネスの多くはクライアントの期待値をコントロールすることにフォーカスがあるためです。

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【学歴ロンダリングには賛成】

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