友人同士なら、相手もステメで応戦です。共通の「友だち」はステメのケンカをはらはらしながら見ています。Twitterでのバトルやエアリプ合戦と同様と言うと、想像しやすいかもしれません。
カップルもステメで場外戦にもつれ込むことがあります。トークで仲直りしたはずなのに、「嫉妬深いやつは嫌い」などとステメに書かれて、「私のことだよね。どういう意味?」と再燃するケースがあるようです。
さて、ややこしいのはストレートな悪口ではないケースです。
「明日の学園祭はA子とB子と行きまーす」と、ほかの友達からの誘いを断ったのに宣言してしまったり、「明日は“いつめん(いつものメンツ)”でお出かけー!A子、B子、C子、E子、よろしくねっ」とD子抜きで出かけることを書き込んでしまったりする場合です。縁を切りたいというアピールなのか、それほど深い意味はないのか、悩んでしまいますね。この辺りは、大人にもあるSNS共通のトラブルとも言えます。
悩んでしまうのは、周囲の気を引きたいタイプの子も「もう消えたい」などと、思わせぶりなことをステメに書くことです。「かまってちゃん」と呼ばれるタイプです。友達が心配してトークで話しかけてくれるのを待っているのですが、中学生同士では対応が難しいときもありそうです。
もちろん「悪口ステメはよくない」と感じている中学生も多く、Twitterに「やめればいいのに」と愚痴を書き込んでいる子もいました。人の悪口を読んでも楽しくないですからね。
ブロックした相手も読めてしまう
ステメには自分の思いを自由に書き込めますが、注意すべきポイントは「ブロックした相手も読める」という点です。トラブルがあった相手をブロックし、ステメに「せいせいしたー!」と書けば、相手は読めます。それは、ブロックされた人も相手のプロフィール画面を見られるからです。つまり、ステメだけでなく、プロフィール画像やホーム画像、名前も見られ続けます。これを避けるには、自分のアカウントを削除するしかありません。
また、「知り合いかも?」に表示される、「友だち」ではないアカウントからもステメは読めます。同じグループに入っている、「友だち」ではないアカウントからも同様です。
そして、ステメは「友だち」全員に見られます。LINEは自分の家族や知り合い程度の人ともつながっていることが多いでしょう。つい気軽に書き込んでしまうかもしれませんが、意外と人の目にさらされているのです。ステメの内容には少し気をつけたほうがいいかもしれませんね。
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