富士重工業、円高で通期予想を下方修正 販売増でも吸収できず

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 11月2日、富士重工業は、2017年3月期の連結業績予想を下方修正したと発表した。営業利益は前期比34.1%減の3730億円になる見通し。写真は都内で昨年11月撮影(2016年 ロイター/Issei Kato)

[東京 2日 ロイター] - 富士重工業<7270.T>は2日、2017年3月期の連結業績予想を下方修正したと発表した。営業利益は前期比34.1%減の3730億円になる見通し。従来は4000億円を見込んでいた。米国販売などは堅調だが、為替の円高影響による採算悪化などが響く。

トムソン・ロイターのスターマイン調査がまとめたアナリスト19人の予測平均値は4177億円で、会社の修正値はこれを下回っている。

通期の想定為替レートも円高方向に見直した。1ドル=104円(従来は106円)、1ユーロ=115円(同121円)。

通期の完成車の世界販売計画は106万2400台に増やす。従来は104万9700台を想定していたが、米国を中心に販売が好調なことから引き上げた。

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