「5月に売れ」の相場格言は当てはまらない? 売買しつつ、来年の譲渡益税アップにも備える

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(撮影:吉野純治)
「5月に売れ」。相場を少しでも知っていると、この米国の相場格言が気になる。この数年この季節になると欧州を材料に相場が大きく動揺したが、今年はいまのところ、その気配はない。カリスマ投資家の内田衛氏は、ゴールデンウイークから5月上旬の相場にどう向かっていたのか。

円安逆風銘柄にカラ売りをかけたが、まさか!の結果に

【4月30日(火)】化粧・服飾雑貨ファブレスメーカーのSHO-BI(7819)の2013年9月期第2四半期決算の業績予想修正が発表された。売り上げは67億円から65億2200万円と減少したが、純利益は、3億6000万円から4億2400万円と「まさか」の上方修正。

理由は、為替相場が同社の予想を上回る速度で円安に進行したことにより、輸入仕入原価が増加したものの、販売費や般管理費の見直しによるコスト削減、および円安に対するリスクヘッジの効果により予想を上回ったそうだ。急ピッチな円安によって、業績下方修正の予想の元に1株408円で1万株もカラ売りしている。日経平均株価は、23円安の1万3860円で引けたが、今月はなんと1463円も上昇し、月足陽線は昨年8月から9カ月連続陽線となった。

全体相場が下げる中、逆行高のりそなHD株を利益確定

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【5月1日(水)】日経平均が下げる中、りそなホールディングス(8308)は逆行高。理由は、「埼玉りそなが取引先の倒産件数が低水準にとどまり、不良債権処理損失が予想を下回ったことにより、税引き前利益が前期比1%増加した」との報道に反応したようだ。

10時13分、540円(前日比20円高)で1000株売り、10時21分、551円で1000株売った。買いは、2011年1月26日に公募価格の440円で2000株。20万3368円の利益確定。

4月5日の寄り付きにも1万株売って利益確定しているが、今日売った2000株はメインで取引している証券会社の口座でないため、4月5日に注文を出し忘れて売れず株価も下がっていて、売り逃したかもと思っていた。だが、また上昇してきて最低売り目標株価(公募価格より100円高い540円)以上で売れたので、よかった。年間配当12円も3年分もらえるので投資としてはまずまずの成果かな。

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