負けず嫌いのあまのじゃく、外食を変える!
新世代リーダー 花光雅丸 subLime(サブライム)代表

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ウィンウィンではなく、オールウィン

ただ、業容を拡大して行くうちに少しずつ考えが変わった。店を出すごとに自分の欲しか考えられない男になって、人生楽しいのかという疑問が湧いてきた。「人の喜びとか、うれしいと思ってもらうことが、いいちばん自分にとっての自己満足だなと思うようになった」。周囲が幸せなら自分も幸せ、ウィンウィンではなく、かかわるすべての人が幸せになるからオールウィン。幸せの輪を大きくさせるためには、サブライムの事業規模を拡大する必要がある。花光はミッションを見つけた。

会社を大きくしていくために、花光は飲食の現場を離れ、マネジメントに徹する。サブライムが成長することによって、周囲にいる人間が成長する。こうも簡単に思考回路を変えられたのは「自分自身、素直なんでしょうね。それにみんなの人生も背負っているんで」。あっさりと言ってのける。

低投資で出店し、資金を回収して次々と店を出す。並行しながら不動産や金融の勉強をした。2006年6月に株式会社を設立して以来、売り上げは倍々ゲームのスピードで伸びてきた。

サブライムには効率化のノウハウが多くある。独立を目指して入社する人には、ノウハウを覚えさせ独立させる。資金がなかったら花光が投資をする。目指すのは1万人の経営者を育てることだ。当初は1000人だったが、すでに業務委託店など40~50人の経営者を育てた。20倍はいける、それなら200倍を目指そうと決めた。

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