iPhone7をお得に使う料金プランはこれだ 20GB以上の大容量プランが各社登場!

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もちろん、サポートが大手キャリアよりも弱かったり、通信速度が時間帯によって遅くなったりと、MVNOにもデメリットはあるが、ある程度の知識があれば、料金を大きく節約できる。端末代は確かに高く見えるが、大手キャリアの「実質価格」に惑わされず、総額を計算してみることをオススメしたい。

3.大手キャリア+SIMフリー版がお得な場合

大手キャリアで使う場合は大手キャリアで、MVNOで使う場合はSIMフリー版をApple Storeで買うというのは、大枠では正しい組み合わせだが、中には例外もある。大手キャリアの回線契約はそのままで、SIMフリー版を買うという選択肢も存在するのだ。

ただ、この場合だと大手キャリアで受けられる毎月の割引がなく、端末代がそのままかかって、通信料も高いため、メリットは少ない。海外で現地のSIMカードを買い、通信を割安にできるというメリットはあるが、iPhone 7、7 Plusであれば、6カ月経てばSIMロックも解除できる。

例外として大手キャリアとSIMフリー版のiPhone 7、7 Plusがお得になるのが、短期間で機種変更する場合だ。ドコモやソフトバンクでは、機種変更に6カ月という縛りが設けられている。縛りといっても、機種変更ができないわけではなく、毎月の割引がつかなくなってしまう。つまり、大手キャリアで買ってもSIMフリー版を買っても、本体価格は丸ごと払わなければならないのだ。

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赤枠内の注に注目。6カ月経過していないと、機種変更時後の月々サポートがつかなくなる

たとえば、iPhone SEを発売からしばらく経った5月に買った場合、通常の機種変更ができるのは11月。それまで待てないというときは、SIMフリー版を買い、SIMカードを差し替えて使ったほうがお得になる。大手キャリアで買って機種変更すると、前の機種の割引が消えてしまい、さらに機種変更後のiPhone 7、7 Plusで割引がつかなくなるからだ。一方で、SIMフリー版を買えば、大手キャリアの顧客管理システム上は、前の機種を契約したままということになり、この例でいうと、iPhone SEの割引は継続して支払われる。

iPhone SEの64GB版は、ドコモで買った人は1950円の割引を毎月受けている。6カ月未満でiPhone 7に機種変更しようとすると、これがなくなり、5GBプランを契約している場合、7000円の通信料が丸々かかってしまう。一方で、SIMフリー版を買えば、契約上はiPhone SEのままになっているため、同じプランでも料金は5050円になる。

そこまで短期で機種変更したいという人は少数派かもしれないが、iPhone 7、7 Plusは防水・防塵に対応していたり、FeliCaが使えたりと、これまでのiPhoneになかった魅力があることも確か。機種変更したばかりで後悔している人は、SIMフリー版に目を向けてみる手もあるのだ。

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