現代版「洛中洛外図」に見える建物
東京を空から見た『Tokio山水(東京圖2012)』も、昔の絵のフォーマットが下敷きになっている。室町時代から江戸時代にかけて制作された「洛中洛外図」だ。京都の街を俯瞰したもので、いろいろなパターンがある。
いつか現代版「洛中洛外図」を描きたいと思っていた山口さんは、昨年、銀座のメゾンエルメスでの個展を機に、この絵に取り掛かった。
建設中のスカイツリー、八重洲ブックセンター、浅草の並木藪蕎麦などが描かれている一方、皇居にはお城がそびえ、永井肥前守下屋敷や陸軍練兵場も見える。
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