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キャリア・教育 #企業再生のリアリズム――地域の現場から

自分の将来なんて考えるだけムダ 企業再生的キャリア観

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  • 中里 基 企業再生ファンド勤務 ターンアラウンドマネージャー
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これは新しい仕事の取り方でも一緒のように感じます。私は突然の訪問営業なども含め、仕事の紹介があった場合には、たとえ初対面でも結構うさんくさかったとしても、よほどのことがないかぎりは会います。あるいは識者のブログや発言などで自分の仕事に関係あるテーマに触れられていたりした場合には、たとえ接点がなくてもどうにか連絡をとったりアポを入れられないかと画策します。もちろんギブ・アンド・テイクなので、一方的にお願いするのではなく、併せて自分が相手に何をできるかもものすごく考えます。

結果として、相手にされなかったり空振りに終わることもかなり多いのですが、この手の行動は打率の問題ではなく安打数の問題です。打率が明らかに高くないと自覚している自分の場合は、とにかく打席に立つことを考えて、数を打とうとします。

そしていざ具体的なチャンスがきたら、そのタイミングを逃さないよう、迷わず一気に具体化します。仕事の獲得でも自分のキャリア構築でも、結局のところアプローチは一緒の気がします。

退社の目安は、最低一度の昇格

キャリアとか職業選択など特にそうですが、物事はとにかく経験しないかぎり想像しようがないと思います。キャリアを構築する中で「自分探し」もよく聞きますが、誤解を恐れずに言えば、そもそも自分を探している時点で何か違うのではと感じてしまいます。

とにかく飛び込んで経験してみないと、探しているものも見つかりようがないのではないでしょうか。暴論を承知で書きますが、即戦力が求められているからまずスキルを身につけてから……などと言っていたら、もうその機会はどこかに行ってしまいます。そもそもスキルアップは実務の中で試行錯誤の中で学ぶOJT以外にはありえません。実務の中でやらなければ死ぬというような局面で物事を身に付けることが、いちばん早いのではないかと思います。

ただし、これはすぐに辞めるという退社の勧めではありません。私は退社の最低限の目安は、最低1度の昇格だと思っています。辞める会社で昇格しても仕方ないと思われるかもしれませんが、昇格というのは社内でとても重要な「承認」プロセスです。そういう承認をもって、その会社から卒業できる最低限の資格を得たと言えるのではないかと思います。

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