自分の将来なんて考えるだけムダ

企業再生的キャリア観

「社会起業」は特別ではない

さて、そろそろ終わりに近づいてきました。私は企業再生の仕事に大変やりがいを持っているというのは、冒頭で述べたとおりですが、じゃあそれが何か特別だったり特殊な仕事だったりするかというと、まったくそんなことはありません。

携わっている会社が、たまたま経営危機にあるというだけのことです。問題は山積みですが、問題はどんな企業にだってあります。やっていることは通常のビジネスのセオリーを多少アレンジしたり短縮したりしながら行っているにすぎません。

一面的には「社会起業」にも似ていて、「社会起業」はそのネーミングから特別な印象を受けますが、別に普通の営利企業だって世の中に役に立つ商品やサービスを提供して対価を得て、雇用を確保・提供して最後に税金を納めているわけです。特別そうに見えて、そんなに特別でもない。どちらも似ています。

私は自分の経験からしか言えませんので、今回はキャリアについて書いたものの、はたして普遍的かというと、まったくそうは思いません。ただ普遍性がないのがそもそもキャリアというものかもしれません。将来のことなんて考えず、10年後には何をやっているか想像できないくらいが、私にとっていちばん目指すキャリアに近づいていけるような気がします。

※ 本文は筆者の個人的見解であり所属する組織・団体を代表するものではありません。

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