iPhone買い替え後に即やるべき3つのこと 要注意!LINEは旧機種での設定が必要

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ただ、iCloudで復元できる項目には限りがある。たとえば、アプリは自動で再ダウンロードされる形となり、App Storeから消えているものなどは復元できない。また、写真などのデータが多いと無料で使える5GBを簡単に超えてしまうため、追加の料金が必要となる。ネットワークを経由して非常に大きなデータをダウンロードするため、復元にも時間がかかる。

このような復元の手間や、復元にかかる時間を考えると、機種変更のときは、あらかじめiTunesにバックアップを取っておいたほうがいい。どのくらい容量を使っているのかにもよるが、PCを使えば、30分から1時間で前と同じ環境に戻すことができる。Touch IDの指紋データなど、一部はバックアップに非対応だが、暗号化しておけばパスワードやWi-Fi設定などまで丸ごと復元してくれるのが便利だ。iCloudへのバックアップはもしものときの備えと考え、機種変更時はPC経由にすることをオススメしたい。

復元したいバックアップを選び、「続ける」をクリックするだけ

バックアップ方法は非常に簡単で、まずはiPhoneとPCをケーブルで接続する。すると、初期設定の場合、自動でiTunesが立ち上がる。iTunesが起動しない場合は、自分でアイコンをダブルクリックすればいい。iTunesでは、iPhoneの「概要」を開き、「バックアップ」の項目で、「このコンピュータ」を選択。パスワードなどまで丸ごと移行するには「iPhoneのバックアップを暗号化」も必要となるため、忘れずにチェックをつけておきたい。ちなみに、暗号化を行う際にはパスワードを決める必要がある。このパスワードは、復元時に使うため、覚えておくようにしたい。設定が済んだら、あとは「今すぐバックアップ」ボタンをクリックするだけだ。

新しいiPhoneを買ってきたら、同じようにPCにケーブルで接続。iTunesが立ち上がると、iPhoneの初期設定画面が現れる。ここで先ほどバックアップしたデータを指定すれば、機種変更前の環境を、ほぼ丸ごと新しいiPhoneに移すことが可能だ。

2.LINEは「アカウントの引き継ぎ設定」を忘れずに

PCを経由したバックアップと復元をすれば、LINEはトークの履歴まで保存される。LINEには、iCloudへトーク履歴をバックアップする機能も搭載されているが、わざわざ手動でそれをやっておく必要がないのは便利だ。

ただし、この方法だと、複数のiPhoneに、同じアカウントのLINEが存在してしまうことになる。週刊文春が、ベッキーとゲスの極み乙女。の川谷絵音の不倫を報じた際に、LINEのスクリーンショットも合わせて掲載していたが、その流出経路は、このような方法で関係者が作っていたクローンのアカウントではないか……そんな推測をするメディアもあった。

本来、LINEは1台の端末に紐づくメッセージサービス。複数端末に同じアカウントが存在するのはLINE側にとっても好ましくない。ベッキー・川谷の不倫騒動が過熱する中、LINEも複数の端末で同じアカウントが使えないよう、対策を取ってきた。そのため、今では機種変更前の端末で「アカウントの引き継ぎ設定」をしないと、PCでバックアップを取ってもLINEの設定は移行できない。

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