男性は北野映画を見て勉強してほしい LiLiCoが語る「見るべき」映画とは

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――女性を誘うのに最適な映画はありますか?

私なら本物の男を見に行こうぜと誘いますね(笑)。最近、かっこいいオスは少ないですからね。

――いかにも女子が好みそうな映画をチョイスするのではなく、男子のほうからグイグイと、「俺はこういう映画が観たいんだ」という観点からチョイスしたほうがいいということでしょうか?

最近はハッキリしない男が多いですからね。でも実は、男女の差ってそんなにはないと思っているんですよ。たとえばバレエの映画について、私がワーッと「すごい肉体美!」「筋肉が!」なんて言うとみんな笑いますが、結局、おばあちゃんとか、おばさんたちが見に行ったとしても、結局、「この筋肉美が良かった」と同じことを言っているし、男性だってそう。だから、男も女もみんな考えることはわりと似ているんですよ。

――案外、食わず嫌いというのもあるかもしれませんしね。

例えば、ちょっと気にしていたけど、今まで観てこなかったジャンルの映画があるなら、まずは勇気を出して、観てほしいです。そこから人生が開けるかもしれないですしね。だいたい、そういう映画のほうが印象に残るもの。私も、たまたま観たヤクザ映画やドキュメンタリー映画がすごく印象に残って、結果、好きになることも多いですから。

――そういう意味で最近、LiLiCoさんが「オスを感じた」映画はありましたか?

北野武監督の『アウトレイジ ビヨンド』が最高でしたね。もちろんこんなご時世なので、手放しにヤクザを褒め称えるつもりはありませんが、「最近は意見が言えない」「頭を下げられない」といった草食系男子が多いじゃないですか。

でも、こういう世界の人たちってきちんと筋を通すことが前提としてあるじゃないですか。もちろん時には裏切られたりもしますけど(笑)、そういうのがとても気持ちがいいんですよ。こういうハッキリとものが言える男子が増えてくれたらいいなと思いますね。近頃はナヨナヨしている人が多く、「はっきり言えないのかよ!」と言いたくなってしまうことも多いですから。

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