混迷する中東を読み解く「世界史」の3視点 「数年、数十年、数百年」の流れを見よ
現在の中東がどんな状況にあるのか
最近、世界各地でISISに関連すると見られるテロが頻発している。
6月末には、トルコ・イスタンブールのアタチュルク国際空港で、自爆テロ犯が40人以上を殺害。7月に入ると、バングラデシュ・ダッカで、日本人7人を含む少なくとも20人が殺害された。イラクの首都バグダッドやサウジアラビアでも、テロが発生している。
こうして、イスラム過激派が国境を越えた「グローバル・ジハード」とでも表現すべき暴走を始めたことには、どんな背景があるのか。世界潮流の深層ではいったい何が起こり、どのような地殻変動を起こしつつあるのか。
それを知るには、現在の中東がどんな状況にあるのかを、歴史的に考察する必要がある。



















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