"ダメもと精神"で、採用に殺到するインド人

7年目を迎えたパソナグループのインド進出

――立ち上げてから6年、その間の労働市場の変化はありましたか?

はい。リーマンショック前は転職すれば給料が上がる時代で、インド人特有ともいえる強気のジョブホッピングが目立っていましたが、2008年以降は転職リスクを学び、安易な転職はしなくなったと思います。

登録数は9000人を超える

やはり景気と労働市場は連動するのだと思います。また最近は、口コミで当社に登録してくる方が多くなりました。優秀な方の知り合いは優秀な方が多いですね。

――人材紹介での登録人数は?

登録数は9000人を超えています。ただ、登録といっても弊社の選考を経た方々で、すぐにでも推薦できる人材登録数です。履歴書だけを送っていただいた方の人数は、多すぎて把握できません。平均年齢は35歳くらいです。

――採用代行はどのようにやっているのでしょうか?

新聞やWebサイトで求人情報を発信し、採用セミナーの開催を告知します。たとえば、タイムズ・オブ・インディアのデリー版などでセミナーの参加者を募集すると、1日で4000人もの応募が殺到したことがありました。

谷 嘉久・パソナインディア社長

ほとんどが、スキルや経験などの採用条件を満たしていません。応募条件の整理だけでも大変ですが、パソナがこの過程を請け負うことで、企業の負担は減らせます。

――インド人の「ダメもと精神」は凄いですね。ある意味で日本人が見習う必要もありそうです。

300人の定員に対して採用セミナーへの応募が2万5000人以上あったことがあります。全ての方を呼べませんので、セミナー前に選考を行い、当日は通過した方のみご参加いただきます。これで、実質的な1次選考を当社で効率的に行うことができます。

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