東京6大問屋街、素人買い物の「暗黙ルール」 「自分だけの物」を探すのにはうってつけ

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<購入のルールとコツ>

逆に数は少ないものの、小売りも兼ねるお店は堂々と「小売りします!」の文字が
そういうお店を見つけたらかなりお得。このお店は夏の帽子がなんと税別550円!

「一般消費者には売らない」という理由はいくつかあるようです。「一般消費者にも卸し値で販売することで、いちばんの取引先である小売り店に迷惑をかける」「周囲の問屋からヒンシュクを買う」等が大きいようです。

とはいえ問屋さんも少しでも多く商品を売りたいのは正直なところ。真っ正面から「素人ですが、売って欲しい」と言うのは絶対ダメで、大勢で観光気分で訪れるのもダメ。「おカネを払うんだから、プロも素人も関係ない」という態度はもっとダメ。「まだそれほど取り引きはないんですが、少し勉強をと思って来てみたんですけども、少し売っていただけませんでしょうか」という低姿勢で行きましょう。

問屋側の「素人にも売っていることが知れたらマズい」という事情も汲み、曖昧なところは曖昧にし、静かにサッと買って、買ったあとも公言しないのがルールです。

個性的な品を求める人にとってはうってつけ

街の真ん中には、横山町奉仕会館という地元の組合の本拠地があります。全国から仕入れに来た業者さん向けのホテルも兼業しています

問屋街では、街ごとの特性を把握しておかないと思うような買い物は出来ませんが、個性的な品を求める人にとってはうってつけ。様々な店が立ち並び、散策自体も面白がってもらえると思います。

 ただし、念を押すようですが、どのお店も元々はプロ向けの問屋さん。観光気分で訪れたり、知ったかぶったり、偉そうにするのはもってのほか。謙虚に静かに、「自分だけの物」を探す意志を秘めて、問屋街を巡ってみてはいかがでしょうか。

(文・松田義人)

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GetNavi web編集部

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