「言い訳させない上司」は成果を上げられない

部下とのその距離感、大問題です!

日常から密な人間関係を築いて細かい情報を察知しておくことで、問題の拡大を防ぐという狙いも(撮影:山田雄大)
職場の雰囲気がなんとなく暗く、現場の情報がなかなか上がってこない。そしてある日突然、大きなミスが顕在化する――。そんな職場は、リーダーの振る舞いに原因があるかもしれません。
『トヨタの失敗学』でも紹介された、トヨタ歴40年のベテランたちが、部下からモレなく情報をあげてもらうための組織づくりのコツをお伝えします。

雰囲気が暗い職場は、ミスが隠れている可能性がある

リーダーが忙しそうにしていたり、オフィスにいなかったりする職場は、失敗が頻発する傾向があります。トヨタ歴40年、トレーナーの富安輝美は、トヨタ時代に尊敬していた上司から言われたこの言葉が心に残っていると言います。

「リーダーが大変だ、忙しいと言って眉間にシワを寄せていては、現場は本当に大変だという雰囲気になってしまう。だからリーダーはいつも、ニコニコと笑っているべきだ」

実際、その上司はいつも笑顔で、困難な状況下でもさっと対応していたそうです。そして、ニコニコしつつ「どうだ?上手くやっているか?」と普段からメンバーに声をかけ、メンバーが失敗しても責める事なく「大丈夫、キミならもっとできる」と励ましました。このようなリーダーは部下からの信頼も厚く、問題が起きた時にもみんなで解決しようという雰囲気になります。富安はこう言います。

「逆説的ですが、明るい職場はミスや問題が多い。それは、ミスを隠していないから。一見ミスが少ないけれども暗い雰囲気の職場こそ、ミスが隠されている可能性が高い」

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