『四季報』最新号で探した、V字回復200社 復活の製造業、アベノミクスに乗る企業も続々

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目立つ来期低PER

足元の株価急騰で過熱感が出てきたとされる東京株式市場。それでも、日経平均が終値で1万2300円を超えた3月12日終値で見ると、増益額ランキングの中に来期のPER(株価収益率、説明は前出)が1ケタと低い企業が複数見つかった。

75位のエイチワンは来期PERが6.2倍。ホンダとの取引が多い自動車部品関連メーカーで、アンダーボディ骨格品などが主体だ。来期は北米の高水準が続く見込みで、東南アジアも伸び、中国も改善しそうだ。増産対応も安定化し、原価低減が進んで営業利益70億円超えが見えてきた。

66位のフィールズも来期PERが6.7倍と割安感が出ている。『エヴァンゲリヲン』シリーズで有名な遊技機器の企画開発会社で、円谷プロを買収するなどコンテンツ事業にも力を入れている。来期は、ずれ込んだパチンコ有力機種やパチスロの拡大がありそう。

67位のフォスター電機も来期PERが7.2倍と出遅れている。ヘッドセットの某大手スマホメーカーへの依存度が高く、その売れ行き次第な面はあるものの、車載スピーカーが堅調。円安効果も大きく営業増益が期待できそうだ。

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