3位に入った精密プラスチック加工のエンプラスも、広い意味で自動車関連の側面を持つ。株主資本比率が8割を超す好財務企業だが、液晶テレビ向けのLED光源拡散レンズが急成長しているうえ、自動車増産によるエンプラの復調もあり、大幅な利益成長が見込めそうだ。
自動車関連以外で目立ったのが、ランキング5位のメガチップス。前号から減額となるものの、ゲーム用の新規LSIが通期寄与することが、来期の大幅営業増益を支えそうだ。
ランキング上位企業のほとんどはいずれも来期のPER(株価収益率=株価÷1株当たり純利益。一般にこの倍率が低いほど株価が割安とされる)が20倍を下回り、株価に割高感は見られない。その中でも割安感が目立つのが、PER10倍割れのニッパツ。独立系の自動車部品メーカーだが、来期は自動車部品が北米やタイで続伸、HDD用精密ばねも改善、円安も追い風で最高益を連続更新しそうだ。
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