ここまで引っ張ってきて、この例を出すのも恐縮なのですが、バイオ関連銘柄の場合は、前号の矢印の向きを見て、その後の株価推移を推測するのは、難しいのです。むしろ、足元の業績よりも、期待が他の業種に比べ、大きく先行するグループなのです。
ただ、様相は一変しています。いわゆるアベノミクスの3本の矢の1つである「成長戦略」の連想でいえば、勝ち組投資家なら「再生医療」を本命にリスト化するべきです。
こうした銘柄の場合は、来期、さらに再来期という近い将来の業績よりも、数年先の期待が先行します。では、そうした期待は、四季報のどこで見ればいいのでしょうか。ずばり、四季報では、「材料欄」(各四季報記事の左の部分)が、その役割を担っています。
さて、上述の再生医療関連銘柄の、四季報春号の材料欄の記述はどうなっているでしょうか。さらに矢印の向きも上昇を支援するでしょう。矢印が上向きなら、大きな盛り上がりを見せることでしょう。場合によっては、さらなる大化け出世株に変貌するかもしれません。ますます、最新号が待ち遠しくなりました。
(撮影:尾形 文繁)
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