『会社四季報』春号が発売されました。発売されると、投資家の皆さんが真っ先に行うことはそう多くはありません。今回は、発売後の今の時期に行っておけば、次号(夏号)に向けて、大化け出世する可能性が高い候補株をキャッチできる方法を紹介します。
さて、例年よりも早い桜の開花で、日本全国が盛り上がる季節となりました。東京も満開シーズンです。実は、拓殖大学・坂田ゼミナール四季報研究チームでは、例年、『四季報春号』が発売されてから4月中旬までの期間は、「観測活動」を行います。東京都内限定ではありますが、景気を先取るためにも、街のあちこちをウォッチしています。普段は、教室内で四季報や決算短信と格闘しているのですが、季節の変わり目には、街のにぎわいの観測をするというわけです。
東京の都心部で景気回復を実感!?
今回は、ゼミ3年生の鈴木優奈さんが、就職活動の合間を縫って、東京・六本木、赤坂界隈のにぎわいを観測して報告してくれました。六本木では、3月23日、24日に街をあげてアートイベントが終日行われ、普段は18時閉館の美術館が24時まで開館していること。また、赤坂周辺では、お花見や歓送迎会でホテルがにぎわっていることなどがわかりました。
さらに、特筆すべきは、赤坂見附駅に面白い名前のお店を発見してきたことです。「サプライズ」というお店で、テーブルにてマジックを鑑賞できるようです。早速、実際に体験してきました。驚愕のマジックの数々は紹介できませんが、「見ているようで見ていない」ことを痛感しました。
マジシャンの「何気ないしぐさ」の中には、人間の心理を丹念に研究し尽くす、マジックの奥深さがいくつも隠されています。株式投資における投資家の売買行動の心理を探るうえでも、大いに参考になりました。そして、店名である「サプライズ」を見て、株式投資における「サプライズ」を改めて考えるきっかけになりました。サプライズについては、後半でお話しましょう。
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