不思議に思い、近くの席に座っていた老夫婦に参加した理由を聞いてみました。返ってきた答えは、「沿線の紅葉が楽しめるから」。
なるほど、列車に乗りながら見る紅葉は自動車やバスとはまた違った味わいがあります。マニアックなツアーだからマニアックな人が参加するとは限らないのです。
参加者のみなさんは秘境駅をしっかり堪能していました。たとえば、小和田駅。1993年の「雅子さまブーム」のときには、雅子さまの旧姓と同じ駅名が話題を呼びました。今回も小和田駅の駅舎の前で記念撮影する人の列が絶えませんでした。
シニア世代が殺到
後日、JR東海ツアーズを取材する機会があり、営業担当者にこの体験を話しましたが、まったく意外そうな表情をしませんでした。このツアーは過去にも実施されており、決してマニアックな鉄道ファンではないシニア世代がこのツアーを利用するのは例年のことなのかもしれない、とそのときは感じました。

ここまで書いてみて、知人の鉄道好きが企画した鉄道ツアーのことを思い出しました。このツアーには一昨年、昨年と参加しており、どちらもキャンセル待ちが出るほどの人気です。不思議なのは、マニアックな内容にもかかわらず、家族連れでの参加が多いこと(実は僕も娘と参加していたので、自分も家族連れには違いないのですが)。
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