「高額消費」復活で、旅行もホテルもウハウハ 帝国ホテルからクルーズまで富裕層殺到

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エイチ・アイ・エスはクルーズ船「コスタビクトリア」によるツアー旅行をゴールデンウィークから始める

東京・銀座にあるJTBの高品質旅行専門店「ロイヤルロード銀座」では、1人50万~60万円程度のシニア層向け旅行商品「旅彩彩」が、ヨーロッパ行きを中心に2割増えている。112日間をかけて世界一周するクルーズ旅行「飛鳥Ⅱ」(100万円台~2000万円台)の2014年版の申し込みも、問い合わせが例年より1.5倍に膨れあがっているという。

円安や株高にまず現れ始めたアベノミクス効果だが、雇用者所得にはまだほとんど及んでいないこともあり、消費への本格的な反映はこれから。

ただ、保有株式の値上がりなどで豊かになった個人投資家や富裕層、その中でもシニア層を中心に、高額消費を牽引する動きが出始めている。景気好転の影響が顕在化するのが最も遅いといわれる旅行・ホテル業界でも、これまで優勢だった「価格志向」より「質の重視」へと、消費者の嗜好がじわりシフトしている。

シニアが先導し高い部屋、高い席から埋まる

エイチ・アイ・エス(HIS)がゴールデンウィークから始めるクルーズ船ツアー。「今年はクルーズの年」と旅行会社各社が力を入れており、HISも釜山など韓国に立ち寄りを含む日本一周ルートを発売、シニア層を中心に予約が殺到している。

クルーズ旅行というだけでも高額だが、注目すべきは各部屋の売れ方。「日当たりの良い海辺のバルコニー付きの部屋(写真)から先に予約が売り切れた」(HIS)のだ。

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