「高額消費」復活で、旅行もホテルもウハウハ

帝国ホテルからクルーズまで富裕層殺到

3月の専用プランも前年同期比で増加。ネット予約も堅調だが、「ダイレクトの電話予約に限ると7割増」(帝国ホテル)の勢いで、年配の富裕層からの予約増加を裏付けている。

旅行業界全体への波及はこれから

ただ、こうした個々の動きが業界全体を盛り上げるほどのうねりにはまだつながっていない。

「単価は東日本大震災の前と変わらない水準まで回復してきたが、リーマン・ショック以前にはなお及ばない」というのは藤田観光。

同社が東京で運営する高級宴会場の椿山荘は、フォーシーズンズホテルとの契約を終了し、今年1月から宴会場・婚礼場とホテルとを統合した「ホテル椿山荘東京」として再スタートを切っている。近隣の同水準のホテルより割安感を出すことで稼働率を上げる戦略を採ってきたが、「今後は高額商品も取りそろえていきたい」(藤田観光)という。

旅行業界では、春のメイン商品は販売ピークが終わっている。好調な株式相場を背景とした本格的な高額旅行ニーズは秋が本番と見て、各社では新たな企画商品の開発に余念がない。

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10年前に統合構想が破談になった三菱重工業と日立製作所。その後両社は対照的な道を歩み、2009年に伯仲していた時価総額は今や日立が大きく上回っています。本特集では明暗が分かれた三菱重工と日立を主軸に、製造立国・日本の生きる道を探りました。

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