柔道で握手拒否のエジプト選手、帰国処分に 「イスラエルの選手と握手したくなかった」
[リオデジャネイロ 15日 ロイター] - 国際オリンピック委員会(IOC)は15日、リオデジャネイロ五輪の柔道の試合で、対戦したイスラエル選手との握手を拒否して物議をかもしたエジプト選手が帰国処分を受けたと明らかにした。
12日に行われた男子100キロ超級1回戦で、イスラム・エルシェハビ選手(エジプト)はオル・サソン選手(イスラエル)に一本負け。試合後にサソン選手が握手しようと手を差し出したところ、エルシェハビ選手が拒否し、観客からブーイングを浴びた。
エルシェハビ選手はイスラエルの選手とは握手したくなかったし、柔道のルール上も握手する義務はなかったと主張。しかしIOCはその行為がオリンピック精神とフェアプレー規則に反するとし、懲戒処分とした。
IOCは「エジプト・オリンピック委員会に対し、今後はすべてのアスリートがオリンピックの価値について正しい教育を受けてから大会に臨むよう徹底を求めた」と説明した。
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