ウェブサイト制作が"炎上"する2つの原因 回避のカギはチーム力を高めること

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かつては広報担当の方が雑誌、新聞等の紙媒体のメディアに広告を出すのが主流でしたが、次第にネットの広告に変わり、今はソーシャルメディアをどう使っていくかという戦略も必要になってきました。最近だと普通の静止画像のバナーではなく、動画広告を配信するケースも増え、広報担当の方が手がけなくてはいけないことの範囲がかなり広がっています。その中で広報担当の方が必ずしもWebのプロであるとは限らない、それでもWebを活用していかなければいけない。そうすると、Webサイトの制作以外でも悩みが多かったり、そもそも専門用語もよくわからないまま何となく使っているということもあります。

そこで必要になるのがウェブマネジメント。具体的には、制作スタート前からマネジメントという意識を持つことです。その段階のチーム作りがうまくいかないと、いくら技術的な知識や制作のノウハウを持ってしてもうまく回りません。制作にかかわる人間を集めてチームビルディングをおこない、情報を共有していくことが重要です。

実際、そうして取り組んだ結果、先方との距離感が変わりました。ウェブマネジメントとして制作前の下準備を入念にするようになる前は、混乱した現場の中で、双方が「良いWebサイトを作りたい」という同じゴールのはずなのに、お互いがお互いをいい気持ちで見られないような状態でした。でも、ウェブマネジメントとしてチームビルディングをおこなったり、ツールを導入したりすることで改善されるようになりました。

こちらも先方の課題を深く知ることができ、双方の理解が深まるため作業もスムーズに進みますし、依頼した期日までにしっかりといいものが上がってくるのでとても満足していただけます。制作者・クライアントの全員が1つのチームとして、お互いに信頼感を強く持って1つのゴールに向かっていくことができるようになるのです。

チーム力を高めるウェブマネジメントのやり方

それでは、具体的にはどうしたらいいでしょうか。以下、方法をご説明します。

Ⅰ. プロジェクトの目的を共有する

1. 関係者全員で集まる

大前提として、できる限り関係者みんなが集まり、普段はメールや電話のみでやり取りする者同士が、改めてひざを突き合わせることがポイントです。そこで「一般女性客をWebで獲得していきたい」「今のCMSが使いづらいので楽にしたい」といった各プロジェクトの目的を共有します。

2. アイスブレーク=緊張をほぐす

「話す」ことで脳のストレッチをし、緊張を和らげます。たとえば、2人ペアになって、全員の前で、自分ではなく相手の方を紹介する「他己紹介」をするのも効果的です。近況をシェアリングするのもいいでしょう。業務上のことだけでなく、プライベートも含め「最近あったこと」をバトンタッチしながら話すのです。たとえば、

「最近サーフィンをはじめた」「子どもが小学校に入学した」などです。

すでによくわかりあっている者同士であれば、より有効な方法です。プライベートも少し交えるとお互いの親密度が上がり効果的です。

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