話し方でバレる「永遠に二流の人」の4大欠点 「頭の良さ」とは関係ない!あなたは大丈夫?

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では、どうすれば、「つまらない話し方」の呪縛から逃れ、「魅力的な会話」ができるのか。その秘訣は、実は驚くほど簡単な2つの基本にある。

「一流の話し方」をするための2つの秘訣

1. いちばん大切な基本は「相手に興味をもつ」こと

「いい会話のいちばん大切な基本は、相手に興味をもつことだ」というのは、長年CNNでアンカーマンを務めていたラリー・キング氏の著作に書かれていたことだ。高校生のときに読んで以来、私が胸に抱きつづけている真実のひとつである。

米国の臨床心理学者カール・ロジャースは、相手の言葉をすすんで「傾聴」する姿勢や態度、聴き方の技術を「アクティブ・リスニング」と称しているが、会話を単なる「情報交換」ではなく「信頼関係構築の機会」にするには、この「相手に興味をもち、傾聴する姿勢」が最も大切である。

よい会話とは、自分が話したいことを一方的にぶちまけるのでは当然ない。相手のニーズや想いを聴き出し、「この人は自分の話を聞いてくれた」という信頼感を勝ち得ることなのだ。

2. 「どうしても伝えたい」ことをきちんと持つこと

会話が上手な人には、往々にして、そもそも心の奥底からほとばしる、どうしても伝えたいことがひとつある。

テレビ朝日で長年アナウンサーとして活躍してきた友人(別に差し支えないと思うので言うと、以前対談でもご一緒した松尾由美子さん)に、「うまいプレゼンにいちばん必要なことは?」と聞いたことがある。すると、奇しくも私がそう思っていた「どうしても伝えたいという情熱があるかどうか」だという言葉が返ってきて、私も大いに納得したものである。

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頭のいい人がやりがちな「事実」「データ」「情報」を羅列しただけ、無味乾燥なデータや骨格だけの、ガリガリな「ガイコツトーク」では、永遠に人の心を動かすことなどできないのだ。

さあ、「一流の話し方」を追求する、親愛なる同志のみなさん。謎のマニュアル主義からご自身を開放して、太古からの「会話の基本」に立ち戻ろう。

うまく話すための秘訣は、謎の話し方講座に通うことでもなければ、お腹に力を入れて一生懸命発声練習することでもない。本記事で紹介したように、意味ある会話の基本は「相手の興味をきちんと踏まえること」と「どうしても話したい内容をまず自分がもつこと」の2点が重要なのだ。

それができたうえで「自分が言いたいことを、相手の聞きたいフレームに落とし込んで話していける」かどうか――それが「一流と二流の話し方」を分ける決定的な差になるのである。

(イラスト:岸 潤一)

ムーギー・キム 『最強の働き方』『一流の育て方』著者

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Moogwi Kim

慶應義塾大学総合政策学部卒業。INSEADにてMBA取得。大学卒業後、外資系金融機関の投資銀行部門にて、日本企業の上場および資金調達に従事。その後、大手コンサルティングファームにて企業の戦略立案を担当し、多くの国際的なコンサルティングプロジェクトに参画。2005年より外資系資産運用会社にてバイサイドアナリストとして株式調査業務を担当した後、香港に移住してプライベート・エクイティ・ファンドへの投資業務に転身。英語・中国語・韓国語・日本語を操る。著書に『世界中のエリートの働き方を1冊にまとめてみた』と『一流の育て方』(母親であるミセス・パンプキンとの共著)など。『最強の働き方』の感想は著者公式サイトまで。

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