話し方でバレる「永遠に二流の人」の4大欠点 「頭の良さ」とは関係ない!あなたは大丈夫?

✎ 1〜 ✎ 3 ✎ 4 ✎ 5 ✎ 最新
拡大
縮小

また、二流で終わる人の話し方で多いのは、「マッキンゼー本の形式のマネばかりして、論理構造だけは立派なものの、いかんせん内容がない」ということである。

星一徹もビックリの、怒りの鉄拳制裁を

【3】MECEで論理的だが、内容が超絶につまらない

コンサルかぶれの二流の人ほど、「理由は3点ありまして……」などとロジカルぶった話し方をするものである。

ビジネスパーソンの中にも、昨今のコンサル本ブーム、マッキンゼー本ブームのせいか、やたらと「MECE」「ロジックツリー」「ゼロベース」「フレームワーク」などの単語を「問題解決の魔法」のように振りかざす人も少なくない。

しかしながら、MECEもフレームワークも、使い方を間違えれば、たんなる「抽象的で退屈な使い古されたゴミ箱」である。

「MECEにまとめて」「フレームワークは何?」「ロジックツリーが組めていない!」とばかり言ってくるコンサルかぶれの上司には、心の中で「巨人の星」の星一徹もビックリの、怒りの鉄拳制裁を食らわせようではないか。

「マッキンゼー本を読んで論理的ぶっているが、中身はゼロないし他人の時間を無駄にするのでマイナス」であることは、少し話すとすぐ相手にバレるものだ。

コンサルのケース面接でもない限り、「当たり前でつまらない論理」より「面白い実例」をひとつくれたほうが、よほど人は話をしていて楽しく学べるものである。

【4】そもそも「伝えたい内容、気持ち」がない

最後に、「一流と二流の話し方」を分ける最重要ポイントは「そもそも伝えたいことがあるか」という一点に尽きる。

会話能力が低い人は、「テクニック」うんぬんよりも、そもそも「伝えたいことがない」ことも多い。頭がよくて真面目な人の中にも、こういう話し方をする人は少なくないのだ。

二流の人は、ひたすらありきたりな「知識」や「事実」をたっぷり時間をかけて、実に論理的に、つまらなく説明しただけで終わる。情報やデータはあるが「伝えたいメッセージ」がなく、それゆえ「感情を揺さぶる驚き」が一切ないのだ。

人の脳は退屈な話は覚えないように出来ている。それに、相手の心を動かそうと思ったら、そもそも自分自身が話す内容に「情熱」を感じている必要があるのは当然ではないか。

会話で人を動かすのは、往々にして「事実」や「情報」ではなく「自分の熱い情熱」だということを、いつも忘れないようにしよう。

次ページでは、「一流の話し方」の秘訣は?
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT