「在宅勤務」はむしろ従業員に厳しい制度だ 使う側には「覚悟」も必要になる

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あなたの会社で限定的に制度導入が始まったのは、「自己マネジメントを徹底しながら仕事ができる」入社10年以上の“大人のメンバー”でなければ、多くの準備が間に合っていない中で、制度を活かして成果を出すことが難しいと思ったからではないでしょうか。

きっと大人のメンバーたちが制度の改善ポイントや運用方法を生み出し、もっと広く活用できる仕組みに変えていってくれるのではないかと思います。あなたが使うのはまだ早い、ということではなく、まだキャリアが浅く若いあなたにも使いこなせる制度にしようと考えている面もある気がします。

結局、在宅勤務をあまり使わない「私の場合」

実際のところ、私や私のメンバーが在宅勤務制度を使うことはありませんでした。ですから、本当の意味での運用の難しさやメリットを経験から語ることはできません。でも、現在、私は起業して仕事をしていますので、「在宅」で仕事をしても誰も何も言いません。そういう意味では、「いいなー、在宅勤務」と思っていた働き方をできるわけですが、試行錯誤の末、オフィスを構えて仕事をしており、かなりの頻度で出社しています。

それは、私がだらしなく、自己コントロール力がまだまだ足りないからです。ただでさえ、仕事のときは家庭のこと、家庭にいるときは仕事のことが気になってしまって、メリハリがつかないタイプなのに、在宅で働くと家庭は仕事であふれ、仕事にぐいぐい家庭が入り込んできてしまうんです。

例えば、在宅でも専用の仕事部屋がある、とか、仕事中は絶対家事はやらない、とかちゃんと決められて守れる人はいいのかもしれませんが、私の場合は、リビングのテーブルに資料や見積があるわ、仕事中でも天気がいいと洗濯したくなるわ、もう気が散りまくりだったのでした。そして、PCが相棒となり、PCに「うわ、いい企画じゃーん」とか「すごい高くない?この見積り」などと話しかけるようになってしまうことも。いいことがあったり悔しいことがあったりしたときに誰かに話したい、困ったり迷ったりして相談にのってほしいなぁというときも、家には誰もいませんからね…。

確かに、子どもの病気の時など助かった日もありますが、自分の営業や納品があれば、出かけなくてはならないのは一緒なので、実際はメリットを強く感じることはできませんでした。往復の時間が大幅短縮されたので、学校行事へは参加しやすくなりましたが、それも「外せない」と思う案件が入れば優先順位は下がりますし…。

何より、「頑張っているか」といったことよりも、「成果」「成果物」で評価されるようになるわけなので、これが一番きつかったかもしれません。

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