「月給制で働く人」が見落とす最低賃金の基本

あなたは「本当の時給」を把握していますか

本当の時給を知ったら愕然とするケースもあるかもしれません(写真:freeangle / PIXTA)

最低賃金が24円引き上げられる見込みだ

今年度(2016年度)の最低賃金が、平均時給に換算して24円引き上げられる見込みになった。全国平均にすると2015年度は時給798円だったところ822円が目安になる。最低賃金が時給で示されるようになった2002年度以降では、最大の引き上げ額という。

最低賃金制度とは最低賃金法に基づき国が賃金の最低限度を定め、使用者はその額以上の賃金を支払わなければならない。産業や職種にかかわりなく都道府県別に適用されている「地域別最低賃金」と特定の産業に設定されている「特定最低賃金」の2種類があり、両方が同時に適用される場合、使用者は高いほうの賃金を払わなければならない。

2015年度の地域別最低賃金を見ると最低は時給693円(鳥取、高知、宮崎、沖縄の4県)、最高は東京都の907円。各地の引き上げ額は以下のとおり。

・東京、大阪、愛知などAランク……25円
・埼玉や京都などのBランク……24円
・福岡や宮城などのCランク……22円
・高知や沖縄などDランク……21円

 

たとえば東京都の場合、見直し後の最低賃金は時給932円となる見通しだ。

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