トランプ大統領でイエレン議長「クビ」の理由

歴史から学ぶ米大統領とFRB議長の関係

最新の世論調査などではトランプ候補が優位に。筆者はFRBは新しい大統領が決まるまでは、利上げしないと予想する。その理由とは?(写真:ロイター/アフロ)

7月の最終週に入り、2人の米大統領候補、ヒラリーとトランプの形勢が逆転している。これまで主要メディアは、保守系の一部を除き、明らかにヒラリー優位を強調していた。ところが、今度は各調査でトランプがヒラリーを逆転しているとそのまま報道している。

ヒラリー大統領誕生なら「世界の終わり」になる?

きっかけは、WIKILEAKが暴露した民主党上層部によるバーニー・サンダース議員への選挙妨害を証明するeメールだとされる。どうだろうか。そんなことは予備選の最中から噂されていたことだ。

それよりも筆者は6月28日に発売された、ある本のタイトルが気になる。題名は「Armageddon: How Trump Can Beat Hillary」である。

ヒラリー大統領が誕生すればアメリカに世紀末が訪れるような見出しだ。著者のディック・モリス氏(Dick Morris)は、今は共和党。モリス氏は過去にもヒラリーを攻撃する本を書いている。だったら雑音として無視したいが、ヒラリーにとって、今のモリス氏は非常に厄介な存在である。

実はモリス氏は、ヒラリーの夫で現在誰もが認める民主党最大の大物のビル・クリントン元大統領を世に出した功労者だ。若きクリントンの才能を見出し、彼がアーカンソー知事になる前から指導的立場にいた。そして1996年の再選では再び選挙参謀として国民向けに中道的メッセージを伝授。クリントン圧勝に導いた。

次ページモリス氏はその後どうなった?
マーケットの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • コロナ後を生き抜く
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 越湖信一のスーパーカー列伝
  • トクを積む習慣
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
コロナ時代の株入門<br>『会社四季報』公式!銘柄ガイド

コロナ禍で株価が激動、将来不安や在宅勤務で「株デビュー」する人が増えています。チャートの読み方、お得な優待銘柄、ネット証券の選び方など株式投資の入門情報を満載。四季報最新号のランキングによる銘柄選びも。

東洋経済education×ICT